電気学会全国大会講演要旨
7-033
%電力量のモニタリング精度向上に関する検討
◎加藤将紘・山中三四郎(名城大学)・井上泰宏・小林 浩・西戸雄輝(トーエネック)
メガソーラー等の大規模なPVシステムの普及に伴い,経済性・安全性を確保するためにはモニタリングが必要不可欠である。しかしながら,PVシステムの出力は環境によって常に変動するため出力低下が発生していたとしても,それを判定するのは容易では無い。これまで筆者らは出力低下の評価指標として補正%電力量を提唱してきた。しかし,使用するデータに制限を設けない場合,低日射時のデータまで含んでしまうため,正確に評価できていなかった。そこで,%電力量を補正すると共に日射強度で閾値を設け,診断精度の向上が図れるか検討を行った。その結果,平均値,標準偏差がともに改善し,出力低下の診断精度が向上する可能性を示した。