電気学会全国大会講演要旨
7-024
水素吸蔵合金精製プロセス向け装置の熱特性試験による燃料電池排熱の利用可能性評価
◎梶野晃裕・花田信子・角田智寛・中山知紀・石田政義(筑波大学)
固体高分子形燃料電池(PEFC)の高効率運用に向けて水素吸蔵合金(MH)を利用した精製プロセスの開発が進められている。今回は本プロセスに使用されるMHの加熱保温の熱源へのPEFC排熱の適用可能性を評価した。装置熱特性の評価試験から得られた熱特性を反映した熱収支計算の結果、MHにおいて熱を消費するもののPEFC排熱の約3割程度の熱を家庭などに融通できる可能性が示唆された。