電気学会全国大会講演要旨
7-021
燃料電池模擬装置のパラメータ変化に関する検討
◎川口将宜・Anh Tuan Le・山村直紀・石田宗秋(三重大学)
本研究は燃料電池の模擬装置に関する研究である。筆者らは燃料電池を用いた電源システムを構築する際,実際の燃料電池は使用によって時々刻々特性が変化するため,同条件下での比較試験が困難であったり,メンテナンスの必要が発生するため,コストの増加が懸念される。そこで時間によって特性の変化しない燃料電池模擬装置が求められている。現在まで,一定の動作点の元で模擬装置の構築を行ってきたが,実際の使用下では動作点はさまざまに変化する事が考えられる。そこで,本報告では動作点をさまざまに変えた測定結果より,等価回路パラメータを導出し,動作点の変化に対するパラメータの変化について検討を行っている。