電気学会全国大会講演要旨
7-005
スワールベーンを備えた非平衡MHD発電機の数値計算
◎市ノ木山大輝・藤野貴康(筑波大学)
Closed Cycle MHD発電システムの実用化に向け,非平衡MHD発電機の性能向上が求められている。非平衡ディスク形MHD発電機の性能を改善する手段の一つとして,発電流路手前にスワールベーンを設置し,旋回流を誘起させる方法がある。これまでに行われた,スワールベーンを持つ非平衡MHD発電機の数値計算では,ベーンからのwakeや衝撃波等の影響は考慮されていなかった。しかし,それらは発電性能を低下させる可能性があり,検討が必要である。また,発電時にスワールベーンが電磁流体や性能に与える影響については明らかにされていない。 そこで本研究ではスワールベーンを解析領域に含めた電磁流体解析を実施し,スワールベーンが電磁流体挙動に与える影響を調べた。