電気学会全国大会講演要旨
4-131
リチウムイオン二次電池の等価回路モデルの一検討
○佐藤宣夫・牛崎 拓・新井浩志(千葉工業大学)・木村建次郎(神戸大学)
リチウムイオン二次電池(LIB)は,複雑な熱・化学反応に基づいて電荷供給がなされており,「放電電圧が一定である」と見做されることにも限界があり,電源としての設計に制約がある.本報告では,リチウムイオン二次電池の等価回路モデルの提案を行う上で,ワールブルグインピーダンス成分とも表現される,内部インピーダンスの変化について着目し,具体的には,半導体素子を含めて等価回路を構築し,放電時の動作を模擬できるか実測データとの比較により検討した.