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音の強弱表現が可能な仮想ドラムスティックシステムの提案
◎辻 聡史・濱田一聖・森田一成・小浜輝彦(福岡大学)
ドラムセットは、大きく設置にスペースが必要であり、ドラムセットを使って手軽に演奏することは難しい。スマートフォンやタブレット端末により手軽にドラムを演奏できるアプリがあるが、これらの多くは音の強弱を表現することはできない。また、空中でスティックを振ることにより擬似的にドラムを演奏するシステムが提案されているが、空中を叩打時のフィードバックがない。本稿では、ドラムスティックに振動センサを取り付けることによりスティックの叩打による振動の大きさの違いにより音の強弱を表現可能なシステムを提案した。試作したドラムスティックシステムにより、叩打する強さの違いによる音の強弱の表現を行ったので報告する。