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検体輸送用スマートコンテナの基礎的な検討
◎藤岡菜都美・家永貴史・松尾一壽(福岡工業大学)・今村勇雄(ディーソル)
日本の生産年齢人口(15~64歳)の割合は62.1%となり低下し続けている.また,65歳以上人口の割合(高齢化率)は25.1%となり,増加し続けている.このような高齢化や少子化による生産年齢人口の減少は我が国の課題となっている.そのため,業務の選択と集中は益々重要となり,より一層の分業化が進むことと予想される.現在,医療機関で行われている検体検査においては,既に外部への委託も行われている.正確な検体検査を行うためには適切な検体の保管,輸送の品質が求められる.そこで我々は検体に応じた温度等の管理を手軽に行えるスマートコンテナを実現すべく研究開発を行っている.本研究では,現在使われているコンテナにおける温度特性を調べ,その課題を明らかにすることとした.