電気学会全国大会講演要旨
3-045
RapidEyeデータを用いた被災建築物領域の推定
◎白井 光・景山陽一(秋田大学)・大内 東(東北大学)・西田 眞(秋田大学)
災害廃棄物量の推定は、その後の処理に影響を与えるため、広範囲の廃棄物量を正確かつ迅速に推定するシステムの構築が必要である。しかしながら、リモートセンシングデータを用いて災害廃棄物量の推定を行うためには、複数のクラスから構成されるピクセル(ミクセル)を考慮して得られた分類結果を基に、ミクセルを分解しデータの分解能を擬似的に向上させる必要がある。本稿では、地上分解能が6.5mであるRapidEyeデータを用いた被災建築物領域の推定について検討を行った。この結果、提案手法により推定した被災建築物領域と津波浸水域は大局的に一致しており、提案手法が被災建築物領域推定に有用であることを明らかにした。