電気学会全国大会講演要旨
1-035
電流可視化装置による短絡箇所を有する模擬電池の観測
◎池田新平・佐藤宣夫(千葉工業大学)・木村建次郎(神戸大学)
携帯端末には高性能の二次電池が求められており,これまで以上に精密な性能評価が必要不可欠である.そこで電荷移動が考慮された等価回路モデルを提案することで二次電池のさらなる発展に繋がると考えられる.本研究では,二次電池の等価回路モデル構築を目的とした上で,電流可視化装置を用いて短絡箇所を有する模擬電池の観測及び検証を行った.当該装置はTMRセンサによって画像化を行う装置である.模擬電池に交流電圧を印加,センサを模擬電池の直上で走査させ,ロックインアンプで位相検波し,観測を行った.その結果,取得画像より電流によって発生した磁場をセンサが感知することで短絡箇所が確認された.