電気学会全国大会講演要旨
5-166
Mimic Panel状態モデルと遺伝的アルゴリズムを適用した運転整理最適化手法の検討
◎山田真之・納谷浩朗・小林慶明・高木 亮(工学院大学)
筆者らの研究室では,ペトリネットを用いて記述され,運転整理問題求解のため見通しのよいシステムのモデル化が行えるMimic Panel状態モデルを提案している。このモデルによりさまざまな鉄道システムの状態を記述できることや,モデルの可達性の解析などはすでに行われているが,このモデルと組み合わせる最適化アルゴリズムとしては遺伝的アルゴリズムが検討されている。これまでは実際にプログラムを組み実験を行うところまでいっていなかったため,今回,Mimic Panel状態モデルと最適化アルゴリズムを組み合わせた運転整理求解ツールの試作を行い,その動作を確認したので,報告する。