電気学会全国大会講演要旨
5-152
ヨーク形状が電車線張力変動に与える影響
◎奈良場勇人・常本瑞樹・清水政利(鉄道総合技術研究所)
新幹線のヘビーコンパウンドを含むカテナリ式電車線は、温度変化やトロリ線の摩耗によって張力変動が発生し、架線くずれや波動伝播速度、トロリ線の高さ変動等の市場が発生し、集電性能影響を及ぼす。また、架線の温度変化だけでなく張力調整装置のヒステリシスによる影響とトロリ線の摩耗による影響が非常に大きいため、架線構成、各金具の改善によって張力変動を抑制できることが望ましい。そこで、電車線の張力変動、トロリ線高さ変動を抑え、集電性能の向上を図るため、三角ヨークの形状の違いによる電車線の張力変動を検討した。