電気学会全国大会講演要旨
5-145
可変容量素子を用いた直流電車線用停電チェッカーの開発
○山野井 隆・棚池直輝・福光俊祐・川原敬治(西日本旅客鉄道)・曽田周二・山田 弘(長谷川電機工業)
JR西日本では、電車線作業における感電事故防止を目的として、検電して接地線取り付けを終えた箇所に対しても、実際に触れる作業員本人が触れる直前に停電を確認する「セルフ停電確認」の取り組みを行っている。直流電車線の停電を確認する実用的な器具は検電器しか存在せず、接地線の取り付け作業が必要である。これは作業性を著しく低下させるため、停電していることを確認する目的に限定して接地線を必要としない測定器を開発した。