電気学会全国大会講演要旨
5-118
ベアリングレスモータのホール素子を用いたスラスト変位検出方法の検討
千葉 明・杉元紘也・田中誠祐・◎本戸達也(東京工業大学)
ベアリングレスモータは電動機部と磁気軸受部が磁気的に一体化したモータで,非接触で回転体を支持することができる。そのため,無汚染,無摩擦・無摩耗,潤滑油レス,メンテナンスフリーという特長を有している。 1自由度制御型ベアリングレスモータのさらなるコスト低減のための手法の一つに,変位センサの低コスト化がある。ベアリングレスモータの変位検出に採用される代表的な変位センサは,渦電流変位センサであるが,1軸制御型ベアリングレスモータ本体と比較するとコストが高い。変位センサの低コスト化のため,本報告ではホール素子を用いた新しいスラスト方向の変位検出方法を提案し,解析結果と実験結果を比較検討する。