電気学会全国大会講演要旨
5-113
ベアリングレスモータにおける新パラメータ同定法と従来の同定法を用いた振動抑制の比較
○大津勇真・安藤 望・土方規実雄・田中康寛(東京都市大学)
ベアリングレスモータは電動機と磁気軸受を一体化させた電磁機器である。しかし、負荷状態では電動機の負荷電磁束が干渉を引き起こし、負荷運転時の安定な磁気浮上が困難である。電動機巻線と軸支持巻線の非干渉化を行う必要が、従来では、その補償パラメータを同定するために専用の冶具を使う必要があった。そこで本研究ではベアリングレスモータ単体で実験ができる同定法を提案し、パラメータの同定試験を行った。また従来の手法で同定したパラメータと比較するため、干渉の補償効果を確認するために実機の加速試験を行ったので報告する。