電気学会全国大会講演要旨
5-104
並行同期運転に利用するPM-LSMのサーボ駆動に関する検討
◎高井浩行・鈴木憲吏・百目鬼英雄(東京都市大学)
高速搬送システムを実現する永久磁石リニア同期モータの並行同期運転に着目する。並行同期運転を確立するためにはどちらか一方のモータを追従させればよい。当研究室では、2台のリニアモータをそれぞれマスタモータと、スレーブモータとし、スレーブ側がマスタ側の台車の位置・速度に追従するような並行同期運転を構築する。スレーブモータの要求として高応答・高精度なサーボ駆動があげられる。本稿では、サーボ駆動の実現のため、速度PI制御によるサーボ機構を構築し、マスタ側の実速度を模擬した0[m/s]〜0.3[m/s]の低速度のステップにおける速度特性を指令した結果、測定値が指令値に追従する良好なサーボ特性を得たので報告する。