電気学会全国大会講演要旨
5-093
鉄道用超電導ケーブルシステムの開発
○富田 優・小林祐介・赤坂友幸・石原 篤・福本祐介・鈴木賢次(鉄道総合技術研究所)
電気抵抗ゼロで送電できる超電導ケーブルを鉄道の送電線に適用することで、き電系統の電圧降下が抑制され、回生効率の上昇、電力損失の低減、変電所の負荷平準化や集約化、レール電位の抑制などの効果が得られる。鉄道総研では、超電導ケーブルを直流電気鉄道の送電線としての適用を想定し開発を始め、これまでの特性評価試験、設計結果をもとに鉄道総研所内の試験線へ鉄道用超電導ケーブルのプロトタイプを敷設し、電車の走行試験を開始した。