電気学会全国大会講演要旨
5-081
ローレンツ力によるYOROIモデルコイルの応力ひずみ評価実験と数値解析
◎柏崎裕司・辻 義明・山川 宏・石山敦士(早稲田大学)・王 旭東(KEK/総研大)・渡部智則・長屋重夫(中部電力)
高磁場下でREBCOコイルを用いるには、巻線に加わるローレンツ力が大きいため、コイルの高機械強度化が必要である。高機械強度化には、先行研究で開発されたYOROIコイル構造が有効である。YOROIコイル構造は、巻線外周の外枠により、ローレンツ力を上下の側板に伝え、巻線に発生する応力を分担、軽減させることが可能である。しかし、実用化するには、外枠や側板の最適化設計が必要である。そこで、本研究では、実験と解析により、側板の厚みによる応力分担効果を評価したので報告する。