電気学会全国大会講演要旨
5-072
部分放電放射電磁波検出用小型ループセンサの開発に関する基礎的検討
◎松尾賢介・稲冨篤志・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)
固体絶縁を採用している電気機器の内部に存在する欠陥を検出する方法について、部分放電(Partial discharge: PD)測定が注目されている。センサで測定する場合、PDより放射される電磁波を検出することでPD発生を確認できる。また、複数のセンサを立体的に配置し、取得した波形の到達時間差からPD発生位置を標定する方法も研究されている。本論文では、PD放射電磁波を検出するために使用する小型ループセンサについて、更なる小型化を目指して形状の異なるセンサを作製し、その特性について検討し、結果を報告する。