電気学会全国大会講演要旨
5-064
変圧器鉄心と巻線の固有振動特性
○水野末良・閔 子・平手利昌・秋元清克・阿部真一郎・山田 慎(東芝)
近年、変圧器は軽量・コンパクト化に伴い振動・騒音が励起されやすい構造となっており、低騒音化技術の開発が重要となっている。振動・騒音の発生原理や伝播経路に関しては未だ不明な点が多いため、低騒音化に向けては騒音発生の原因となる鉄心や巻線、タンクなどの変圧器を構成する要素の固有振動特性について調査する必要がある。前報では、実器を用いて、打撃による変圧器鉄心と巻線の振動特性についてFEM解析との整合性評価を行ったが、本報では、通電状態における変圧器鉄心と巻線の振動特性について明らかにし、FEM解析により算出した振動特性との評価を実施した。