電気学会全国大会講演要旨
5-059
電磁力平衡式計量器の磁気回路設計
村井大我・綿田侑佑・○長屋智彦・髙橋康人・藤原耕二(同志社大学)・内藤和文・照沼孝造・池島 俊(新光電子)
医薬・化学・工業などの製造分野において,微小な質量を高精度に計量するために電磁力平衡方式計量器が使用されている.これまで電磁力発生装置として円筒形状の永久磁石とコイルからなる磁気回路が採用されている.しかし従来構造では小型化が困難であることに加え,十分な電磁力が得られていないことが欠点として挙げられている.本研究では,高出力化を目的として電磁力平衡式計量器に用いられる電磁力発生装置の新たな磁気回路を提案する.具体的には,コイルの大きさをこれまでの検討より大きくした場合において従来構造と提案構造で比較検討を行うことで,提案構造の有用性を確認した.