電気学会全国大会講演要旨
5-058
磁気二重層法における励磁スカラーポテンシャルの算出法に関する一考察
◎笠 健悟・若尾真治(早稲田大学)・高橋康人(同志社大学)・石橋一久(POLOPT Technologies GmbH)・藤原耕二(同志社大学)
間接型境界要素法の一つである磁気二重層法は、未知数が直接型境界要素法の約半分であり、かつ間接型境界要素法の中でも高い解析精度を持つ。磁気二重層法ではコイルや永久磁石などの外部磁場ソースによる励磁スカラーポテンシャルを適切に与える必要があり、カット面を用いる方法と直接型境界要素法を用いる方法が提案されている。しかし、これらを比較検討した結果は未だ報告されていない。そこで本稿では、二つの方法を比較検討し、それぞれの特質を明らかにすることを目的とする。