電気学会全国大会講演要旨
5-048
固定子ティース先端形状が三相誘導電動機の特性に及ぼす影響に関する一考察
◎舟木勇太・中村雅憲・廣塚 功・坪井和男(中部大学)・吉田 真(日本オイルポンプ)
現在,産業機械の原動機として,堅牢で安価な三相かご形誘導電動機(IM)が最も多く用いられており,より一層の低価格化が求められている。そこで筆者らは,低価格かつ高効率なIMの開発を目的として,巻線構造を簡単化したIMの検討を行っている。本稿では,固定子ティース先端のギャップ長を0.2mm,0.7mm,1.2mmと変更した場合において,IMの特性に及ぼす影響の検討を行った結果を報告している。その結果,固定子ティース先端のギャップ長が1.2mmのモデルのトルクは,固定子ティース先端のギャップ長が0.2mmおよび0.7mmのモデルより向上することなどを明らかにしている。