電気学会全国大会講演要旨
5-027
高トルク密度アキシャルギャップSRモータの設計
◎後藤博樹・村上真哉・一ノ倉 理(東北大学)
アキシャルギャップ型モータでは空隙面積が軸長に対して変化しないため,薄型モータで特に有利である。これまで,筆者らはインホイールモータ用としてアキシャルギャップ型SRモータの試作と試験を行い,電流密度22.6A/mm2で約39Nm/LとHV用IPMモータに迫るトルク密度を実現した。その後,さらなる最適形状の検討を行い,最適直径/軸長比を明らかにした。本稿では,その検討結果を用いて新たに小型EV用アキシャルギャップ型SRモータを設計し,さらなる高トルク密度を達成する計算結果を得たので報告する。