電気学会全国大会講演要旨
5-013
IPMSMにおける鉄損を考慮した電流センサレス制御
◎新保 渉・森下明平(工学院大学)
埋込磁石同期モータ(IPMSM)は、回転子に永久磁石を埋め込んだ同期モータである。SPMSMに比べ小型、高出力などの特徴を有し、埋込磁石の形状や埋込深さ・位置など設計の自由度も高い。 IPMSMを高効率で駆動するには、銅損のみを考慮した最大トルク/電流制御ではなく、鉄損を考慮した制御が必要である。また、コスト低減や搭載回路の小型化には、電流センサレスでの駆動が有効である。 本稿では、IPMSMにて鉄損を考慮した電流センサレス制御を行った場合を想定したシミュレーションを行い、結果を示す。