電気学会全国大会講演要旨
4-227
交通流予測シミュレータの構築
◎高橋友彰・木内康晴・泉 隆(日本大学)
道路利用者あるいは道路交通の安全,円滑,快適性を確保するため,交通管制システムが果たすべき役割は大きい。なかでも道路利用者に直結する情報提供は,安全運転や利便性向上の面からも,重要な位置を占めている。交通管制が行う道路情報板等からの提供情報は,車両感知器等の収集設備から得られる現時刻の交通状況をもとに作成されており,車両の移動時間により交通状況が変化し,提供された情報とは異なることがある。そこで,車両の移動時間による交通状況の変化を提供情報に加味するために,交通流予測シミュレータを構築したので報告する。