フリーピストンエンジンはクランク機構をもたないエンジンである。 これとリニア発電機を組み合わせることで、小型・軽量・低振動の発電システムを実現できると期待されており、プラグインHV、シリーズHV、EV用レンジエクステンダ等に応用できる。 このシステムの発電総合効率の向上のためにはリニア発電機の効率のよい部分で発電を行い、かつ不要な加減速を抑制する必要がある。 これを実現する制御方法として振り子共振制御を考案した。この制御方法においては、ピストン速度の速い部分で発電を行う。 また、空気反発室を備えることで膨張行程だけでなく圧縮行程においても発電できるようになった。 この制御の動作と効果を実験により検証した。