電気学会全国大会講演要旨
4-204
粉体水素化ホウ素ナトリウムを燃料とする水素生成装置用燃料フィードユニットの開発
◎福澤泰志・友田圭祐・舟川 遼・星 伸一(東京理科大学)・吉崎淳浩・平田敬一(ハイドリック・パワーシステムズ)
粉体水素化ホウ素ナトリウム(化学式:NaBH4)を燃料とする水素生成装置の開発の一環として,粉体NaBH4と水を混ぜてNaBH4溶液を生成する燃料フィードユニットの開発を行っている。燃料フィードユニット内の粉体を供給するための粉体燃料供給機は粉体NaBH4を10gにすり切って排出する方式を採用していた。そのため燃料電池の要求に合わせて排出量を微量調整できないという問題があった。そこで燃料フィードユニットの問題点を解決する方法として,二軸型テーブルフィーダ方式粉体燃料供給機の採用を提案し,有効性を検証した。 実験により約0.6〜1.8g/sの微量供給が可能であり,供給盤の回転数によって排出量が制御可能であることを示した。