電気学会全国大会講演要旨
4-202
ウエルドボンド工法のための誘導加熱
◎野本晃広・大西謙吾・羽根吉寿正・富田英雄(東京電機大学)
金属同士の接着工法として、接着剤とスポット溶接を組み合わせたウエルドボンド工法がある。しかし、エポキシ樹脂接着剤や熱硬化接着剤と乾燥炉を使用した方法では、長い乾燥時間が必要になり、次の工程へ移るまで時間がかかる。そこで熱硬化接着剤と誘導加熱を使用した新たな接着工法の提案をする。本報告では、電磁界解析ソフトウェア「JMAG」を用いたFEM解析による、加熱対象物の性質の違いにおける磁束分布の変化を述べる。また、実際の接着を想定して、U形コイルを移動させながら鋼板を加熱する実験を行った結果を報告する。