電気学会全国大会講演要旨
4-201
空気電極式電解処理による海水のアルカリ化における変換効率の検討
◎豊角浩之・奥山祐太・瑞慶覧章朝(神奈川工科大学)・乾 貴誌・當山 広幸広幸(富士電機)
海水スクラバーによる船舶排ガス中のSOx除去の高性能化に対し、電気分解による海水の前処理が有効であることが知られている。本研究では、マグネシウム空気電極式電解装置による,Mgと電流のアルカリ物質への変換効率について検討した。電解装置は陽極にMg電極、陰極に空気電極を用いており、電極間隔は20mmとした。また、水溶液は海水をろ過し,不純物を取り除いたものを使用した。電解開始直後はMgからアルカリ物質への変換効率と電流からアルカリ物質への変換効率は、共に高い値を示しており、本方式がMgや電流を有効にアルカリ物質に変換できることが明らかとなった。