電気学会全国大会講演要旨
4-187
発電木の提案と設計;SPICEによる太陽光発電シミュレーション
○石原 昇・伊藤浩之・益 一哉(東京工業大学)
低炭素社会に向け、自然エネルギーを活用した発電システムの研究開発が精力的に進められており、工場やオフィスだけでなく各家庭への普及も期待されている。我々は、自然エネルギーによる樹木形状の発電機「発電木」の研究開発を進めている。「発電木」は異種多数の小型のエネルギーハーベスタを樹状に構築することにより自然エネルギーを最大限に活用する。太陽光や風力以外にも振動や温度差、電磁波による発電も可能とする。今回、その設計に向け、太陽光による発電&蓄電シミュレーションを可能とする解析モデルを回路シミュレータ(SPICE)上に構築し、設計ツールとしての有効性を確認した。