電気学会全国大会講演要旨
4-183
誘導加熱負荷の厚みと等価抵抗の関係についての一考察
◎長尾明芳・木船弘康(東京海洋大学)
本論文では誘導加熱負荷としての鍋底板厚と等価回路定数の関係について実験的に考察している。実験ではサーモグラフにより撮影した温度データをもとに、渦電流の流路を推定した。経験的に板厚が薄いほど等価抵抗が大きくなることが知られているが、その原因として鍋底内の円電流半径が大きくなり、電流路長が長くなったことが影響しているということが示された。