電気学会全国大会講演要旨
4-169
単柱装架型配電用STATCOMの開発
福島 浩・○百武宏記・野田貴史・高山利春・池尻吉隆・林 秀美(キューヘン)・石橋弘次・税所真前・張本 毅(九州電力)・齊藤 真(芝浦工業大学)
筆者らは再生可能エネルギーの普及促進とエネルギー効率運用の観点から、メガソーラ等の太陽光発電およびスマートグリッドなどに取り組んできた。それらに伴う、お客さまの電力品質維持の対応として、ステップ式自動電圧調整器、静止型無効電力補償装置、可変容量リアクトルなど様々な電圧調整装置を供給している。 今後、それらのニーズが高まると想定される中で、今回、小型・軽量で単柱装架が可能な300kVar自励式無効電力補償装置(STATCOM)の開発を目差して、同分離型モデルにて基本性能を確認した。また、その成果に基づき、単柱装架可能な300kVar一体型STATCOMを試作した。それらの成果について報告する。