電気学会全国大会講演要旨
4-157
非接触給電システムの高効率化
◎村山隆彦・中村寿夫・徳良 晋・高津裕二・降矢健太郎(IHI)
環境対応へのニーズの高まりを受け、電気自動車(EV)・ハイブリッド自動車(PHEV)や建設機械、産業機械、船への給電を想定した、磁気結合を利用したkW級の非接触充電システムの開発を行っている。これらの用途において、給電時のコイル間の相対位置・距離は一定ではなく、給電対象であるバッテリの特性も充電状態によって変化する。よって、コイル間の結合係数や負荷特性が変化しても、インピーダンス整合状態を保ち常に高い効率で給電できることが重要である。今回、そのための一方式を考案したので報告する。