電気学会全国大会講演要旨
4-139
降圧チョッパを用いた熱発電システムの最大電力追従制御
○加藤 駿・枡川重男(東京電機大学)・茂木進一(神戸市立工業専門高等学校)
近年,エネルギーの利用効率の向上によるCO2の削減を目標として,エンジン等の様々な熱機関の排熱から熱エネルギーを回収することが求められている。そこで,エンジンの排熱を熱電モジュールと降圧チョッパで回収するシステムを提案する。その制御法として,降圧チョッパのスイッチングにより発生するリプルを検出して,常に最大電力を回収する。本論文では,提案する制御法の有効性をシミュレーション及び模擬システムを用いて確認したので報告する。