電気学会全国大会講演要旨
4-131
PHEV/EV向け無線電力伝送システム用スパイラル型コイルにおける磁性体コアの軽量化の検証
◎小川健一郎・司城 徹・尾林秀一(東芝)
電気自動車(PHEV/EV)の非接触充電向けに85kHz帯を使った7kW級の無線電力伝送システムを開発している。巻線と磁性体コアからなる電力伝送用コイルは、高効率化、軽量化および省スペース化が望まれている。本稿では、巻き線と磁性体コアからなるスパイラル型コイルにおいて、磁性体コアの充填率を下げて軽量化した場合に、インダクタンス値の減少が小さい磁性体コア構造を検討する。提案する中抜き磁性体コア構造を用いて充填率を下げる事で、コイルのインダクタンス値の減少が小さい事をシミュレーションにより確認したので報告する。