電気学会全国大会講演要旨
4-125
トランスレスSTATCOMによる太陽光発電が導入された配電系統の電圧上昇抑制効果に関する検討
◎ミウラ宏友・呉 国紅・郭 海蛟(東北学院大学)
近年日本においては,再生可能エネルギー発電の固定価格買い取り制度が施行されており、太陽光発電等の再生可能エネルギー発電の普及がさらに進むと予想できる。本研究では、今後導入が増える太陽光発電が配電側需要家へ導入されることおよび負荷変動が生じたことによる電圧変動を抑制するために、配電系統への設置に適するトランスレスSTATCOM (Transformer-less Synchronous Static Compensator)を設計し、その無効電力制御機能による配電系統電圧の安定化効果をシミュレーションにより確認した。