電気学会全国大会講演要旨
4-089
太陽光発電用位相シフト直流-直流変換器の検討
○中田篤史(静岡理工科大学)・仙田智章・鳥井昭宏・元谷 卓・植田明照(愛知工業大学)
近年大容量太陽光発電において3レベルインバータが用いられてきているが,平滑コンデンサのバラツキや容量抜け等によって中性点電位がずれるため,チョッパによる電圧均一制御が行われている。また,太陽電池に部分陰が生じると,最大電力時の直流電圧が低下するため,幅広い直流電圧で発電する系統連系装置が必要とされている。さらに,太陽光発電は出力変動が大きいため,蓄電デバイスを用いた出力変動抑制が必要である。本論文では位相シフト直流-直流変換器を用いて静電容量にバラツキがある負荷側平滑コンデンサの電圧一定制御の検討,リチウムイオンキャパシタを用いて太陽電池に部分陰が生じたときの出力変動抑制対策について検討する。