電気学会全国大会講演要旨
4-076
DC-DCコンバータ用高周波変圧器の設計
◎円子拓矢(東京電機大学)・村田真悟(東京電機大学 )・枡川重男(東京電機大学)
太陽光発電やEV,PHEVが注目されている今日、それらに用いられるDC-DCコンバータの需要が高まっている。しかし、DC-DCコンバータに用いられる高周波変圧器の設計理論は明らかにされていない。そこで、本研究では商用周波数機器の設計において代表的な方法である、竹内氏の微増加比例法を高周波変圧器の設計に応用する。微増加比例法は電気装荷、磁気装荷を経験的に決定し、これを基に設計を行う手法である。なお、微増加比例法による高周波変圧器の設計は現在報告されていない。本論文では、高周波変圧器における微増加比例法の理論展開に加え、微増加比例法によって製作した高周波変圧器を用いた絶縁型フルブリッジDC-DCコンバータの試験結果を報告する。