本研究で使用する線形動作する電流バイパス回路を多段直列接続したLED駆動回路は高力率でかつ，コイルやキャパシタを用いないことで従来の駆動回路と比較して小型化，長寿命化が期待できる。先行研究では具体的な回路の提案と実験検証がなされているが，駆動回路の効率が実験的に測定されていない。そこで本論文では，絶縁された高分解能オシロスコープと計装アンプを使用し，提案回路の効率を実験的に測定した。測定システムの校正を厳密に行うことで0.1%以下の測定精度を実現した。結果，シミュレーションと実験結果が効率誤差1％で一致することが分かった。