電気学会全国大会講演要旨
4-034
電磁場解析シミュレータを用いたSRモータのモデル化に関する基礎検討
◎池田隆大・柿ヶ野浩明・松本海之・杉浦崇行(立命館大学)
SRモータは安価で堅牢であり,高回転数での駆動が可能であるといった利点がある。一方でトルクリプル,振動,騒音が発生するといった問題が存在するため,それらを低減する制御の検討が必要である。本研究では制御対象となる3相12-8型のSRモータについて,電磁場解析シミュレータを用いたモデル化に関する基礎検討を行った。本モータの電流と鎖交磁束の関係を実測し,シミュレーションとの比較について述べる。実機による計測はロータ位置を固定し,巻き線に電流を一瞬だけ流し,測定した電圧から鎖交磁束を導出した。シミュレーションでの測定は実機のパラメータを計測しそこからモデルを作成し,そのモデルから実機と同様に計測を行い比較した。