電気学会全国大会講演要旨
4-033
SRMのロータ位置検出のためのインダクタンス測定の一手法
◎大石恭平・山本健司・高橋 久(静岡理工科大学)
スイッチトリラクタンスモータ(SRM)は構造が簡単で永久磁石を必要としないため,高温環境下での動作が可能である。しかし,他の同期モータと同様に,ロータ位置検出をする必要があり,このために必要となるロータ―リエンコーダが信頼性向上の妨げになる(1)(2)。ロータリエンコーダを使わずにSRM のロータ位置を検出するための手法が多く提案されている。 コモンモードネットワーク(CMN)(3)を使い,各相のインピーダンスを検出すれば,駆動電流の影響を避ながらロータの整列状態を検出できる。この手法の基礎的な検討をシミュレーションにより行ったので報告する。