電気学会全国大会講演要旨
4-021
1MHz駆動PFCコンバータ用リアクトルの設計と解析
◎山口友寛・齋藤 真(芝浦工業大学)
1MHz駆動の臨界型PFCコンバータ用リアクトルの設計と解析をIntusoft社のMagnetics Designerベースで行い、100kHz駆動用リアクトルと比較を行った結果を報告する。上記ソフトは有限要素解析に比べて短時間で解析できるため、解析結果をフィードバックすることでリアクトル設計を行った。設計時には鉄損低減の為、1MHz駆動用リアクトルの磁束密度設計値を100kHzより低くすることで極端な鉄損増大を抑えた。解析結果から鉄損には未だ課題がみられるが、1MHz駆動では100kHz駆動に対して巻き線長が短くなる為、銅損が小さくなることが分かった。そこでリアクトルの巻き線を調整し、実装面積を100kHz駆動の半分以下に低減できることを確認した。