電気学会全国大会講演要旨
2-121
レーザ溶接ステンレスパイプの電磁気的欠陥検出装置の試作と評価
◎矢﨑耕平・曽根原 誠・長島史弥・佐藤敏郎(信州大学)・青田憲孝・島津 進(高島産業)
レーザ溶接は,溶接時の熱エネルギーが不足すると溶接継手の内部が溶融しない欠陥が生じる.このような未溶接欠陥は,溶接接手の破損の原因となりうるため,品質が人命に関わる医療部品は特に非破壊による全数検査が望まれている.そこで筆者らは,検出装置の構成が簡便で小型化が容易な電磁気的欠陥検出装置を用いてSUS304鋼管溶接継手の内部未溶接欠陥を検出するシステムを考案した.発表当日は,試験材の磁気特性を考慮した際の解析結果および電磁気的欠陥検出装置の試作と評価結果を報告する予定である.