電気学会全国大会講演要旨
2-115
うず電流検査法による導電性インクの形状に関する研究
○南谷 保・浦岡将吾・池畑芳雄・山田外史(金沢大学)
紙幣などの有価証券にはセキュリティ対策として磁性パターンが印刷されている。また、近年導電性インクの技術が向上しており、導電性と磁性パターンを同時に読み取ることでセキュリティ向上が期待できる。そこで、GMR(Giant Magneto Resistance)素子を用いたうず電流検査法(ECT)を用い、導電性と磁性パターン読み取りの研究を開始し、導電性インクパターンの読取が可能なことを報告した1)。 本報告では、導電インクパターンの形状によるシミュレーションと出力実測値を評価した結果を報告する。