電気学会全国大会講演要旨
2-081
塑性成形法によるカルシウム・コバルト酸化物熱電材料の作製と評価(Ⅳ)
◎杉山泰庸・奥山剛史(中部大学)・小川 清(オザワ科学)・田橋正浩・高橋 誠・後藤英雄(中部大学)
酸化物熱電材料Ca3Co4O9は単結晶において性能指数は1を超えるが(1)、多結晶では1を超えることは難しい。性能指数を増大させるために様々な手法があり、その一つとして結晶粒サイズの微細化が行われている。本研究では大きな結晶粒の間にナノサイズの結晶粒を析出させることで電気伝導率の向上と熱伝導率を低下させることにより性能指数の向上を図る。 本報では、塑性成形法により大小異なる結晶粒サイズを有しクラックの少ないCa3Co4O9の作製について検討した。