電気学会全国大会講演要旨
2-067
インバータ駆動回転機絶縁の国際認証規格対応インパルス電源の開発
○中屋裕貴・中村圭吾・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)・上野崇寿(大分工業高等専門学校)・木崎原智仁・櫻井孝之・吉満哲夫(TMEIC)
2014年3月発行のインバータ駆動タイプⅠ(PD-Free)回転機の絶縁認証規格(IEC60034-18-41IS)に続き現在、タイプⅡ(PD-Acceptable)の国際標準規格(以降、-42)が鋭意審議されている。いずれの規格も、システムインテグレータが提示する電圧波形を模擬できるインパルス電源が必須となるが、電圧波高値、立上り/立下り,パルス繰り返し率など波形パラメータを制御でき、かつnFサイズの静電容量の試験負荷まで認証できれば、なお望ましい。筆者らは両規格の運用に寄与すべく、パワー半導体を用いた電源開発に取り組んできた。本稿では,これまでの回路を改良し、タイプⅡ回転機の試験対象であるターン絶縁と実機モデルを試験した結果について報告する.