電気学会全国大会講演要旨
2-040
液体窒素中における絶縁紙‐氷複合材料の直流絶縁破壊特性
◎Pui San Yup・川島朋裕・村上義信・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
高温超電導ケーブルの絶縁方式としての絶縁紙‐液体窒素複合系は液体窒素の気化に伴う気泡による部分放電の発生が懸念される。そこで、我々は絶縁紙内部を氷で満たし気泡を極力排除した絶縁紙‐氷複合系を研究してきた。本研究では、絶縁紙‐液体窒素複合系と絶縁紙‐氷複合試料が正極性と負極性直流電圧を印加した場合における直流絶縁破壊特性と部分放電特性について検討したので報告する。実験結果より絶縁紙-液体窒素複合試料よりも絶縁紙-氷複合試料の部分放電回数が多くて直流絶縁破壊の強さが高いことがわかる。絶縁紙-氷複合試料が氷に覆われているため、部分放電のエネルギーは氷を融解するために消費されるが、極低温環境下であるため氷は再氷結するからと考えられる。