電気学会全国大会講演要旨
2-022
市販モータ巻線の絶縁被覆材料中の空間電荷分布測定
◎才木崇史・阿部一貴・田中康寛・三宅弘晃(東京都市大学)・前野 恭(情報通信研究機構)
近年、インバータ駆動電圧の高電圧化が進んでおり、これによるエナメル線間の部分放電の発生が問題となっている。この部分放電の発生原因の一つとして、空間電荷の蓄積が挙げられており、これまでパルス静電応力法を用いて、フィルム状試料の測定を行ってきたが、フィルム状試料とエナメル線では製造法や構造が異なるため、実機に与える影響を論じることは困難である。そこで本研究では、従来の空間電荷分布測定装置を改良し、エナメル線絶縁被覆材料中に蓄積する空間電荷分布の測定を行った。その結果、同じ名称のエナメル線であっても異なる空間電荷挙動を示すことが明らかとなった。