電気学会全国大会講演要旨
2-009
遠赤外吸収測定によるシラン架橋ポリエチレンのゲル分率推定
◎滝花純也・小松麻理奈・大木義路(早稲田大学)・水野麻弥(情報通信研究機構)
非架橋およびゲル分率の異なるシラン架橋ポリエチレンについて、周波数3.0-120THz(100-4000cm-1)の遠赤外域において、3.0~18.6THz(100〜620cm-1)を変換型THz分光(Fourier Transform-THz)装置(VIR-F、日本分光)、21.0~120THz(700〜4000cm-1)をフーリエ変換赤外分光(Fourier Transform Infrared Spectroscopy) 装置(FT-IR4200、日本分光)により大気中室温で吸収スペクトルを透過測定した。その結果、Si-O結合の横揺れ振動に起因する13.2THz(440cm-1)、ならびに非対称伸縮振動に起因する30.9、32.7THz(1030、1090cm-1)の吸収強度がゲル分率の増加とともに増大する。このことを利用すれば、ゲル分率が推定できる。