電気学会全国大会講演要旨
6-260
真空アークを均一分布制御する電極の遮断特性
○丹羽芳充・坂口 亙・関森裕希(東芝)
真空遮断器の遮断部である真空バルブでは電流遮断の成否は、アーク時間中のアークエネルギーと、電流零点後の過渡回復電圧により電極に生じる電界に依存すると考えられることから、試験による評価を行った。数10kA以上の大電流においても電極間のアークを均一な分布に制御できるように、電極中央より端部側で高くなる縦磁界分布の電極を用いて、遮断特性を調べた。遮断成功、失敗時の、アークエネルギーと過渡回復電圧による電極電界の傾向を明らかにした。